札幌市の地域包括センターさまのご紹介により、高齢の独り身の方の部屋の整理収納作業をしました。
昨春病気になって入院、年末に退院して引越して来られたようです。
ビジネスホテルのシングルルームにミニキッチンが付いたぐらいの小さな部屋。
シルバー人材センターの人が引越しを手伝いましたが、まだ段ボールにはいったままの荷物と最低限のものが出た状態でした。
ケアマネさんはこれから介護認定が下りるので、本人のものを整理し、すぐヘルパーが入れるようにしないとゴミ屋敷になると大変心配していました。
お客様は体調がまだすぐれず、ほぼベッドに横たわった状態。
うぃーらの片づけ作業チーム3名が下見に行き、ご要望をお聴きし、整理収納計画と手順を考え、見積もりを出しました。
金額に了承をいただいたので、作業開始。
6時間で全てのモノを整理し、不要なモノは札幌市のゴミ、リサイクルなどに分別。
使うものは使うところに収納、想い出のモノ、今使わないけれど取っておくものは少し奥へ。
洗濯機は給排水の延長ホースを取り付け、溜まっていた洗濯をしました。
冷蔵庫の中の食料品を廃棄、電子レンジも中を掃除。
テレビ、DVDレコーダー、CDラジカセはすぐ使える状態にしました。
洗濯ものを吊るすようにツッパリポールを設置。
荷物の中からカーテンが出てきたので窓につりました。
お客様にもケアマネさんにも大変喜んでいただきました。
昨日介護判定が出たので、今週末にはさっそくヘルパーさんが入り、札幌市の福祉ゴミ収集にも来てもらうことになりました。
これからのキーワードは「高齢」「独り身」「身寄りがない」人
このお客様のように、退院後にすぐに介護と結びつくことができると、このあとの生活再建をしやすくなります。
でも、すぐに介護へ移行することができない場合で病気がちだったりすると、食料品すら買い出しに行けず、社会的に孤立しがちになります。
イギリスでは「孤独担当大臣」も新設されたそうです。
日本でも今後大きな社会問題になるかもしれません。
私たちうぃーらの片づけ作業と専門家のプロ集団で、高齢の方の生活の質の改善や介護予防の一翼を担っていきます。
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