シニアになって一気にモノを減らすのは急激なダイエットと同じ
うぃーらの整理収納アドバイザー 桑島まゆみです。
私たちに片付け作業を依頼するお客様は、ほとんどが高齢の方。
引越しだったり、介護ベッドを入れるということで、片づけが必要となります。
作業は、まず使うものを選んで使う場所に置いて行きます。
問題は、使わないものをどうするか、です。
使わないモノの中でも「使わない」とはっきり決まっているものは、処分対象になります。
リサイクルに出す
次に使ってくれるところへ寄付など
できるだけゴミとして出すものを少なくします。
一番の難題は、
「今は使わないでけれど・・」「捨てるには忍びない」というものの行く先を決めること。
収納に余裕があれば、中身と見直し時期を明示して奥のほうにしまうこともできます。
収納する場所がなければ、処分することになります。
この判断が高齢期には至難の業となります。
長年所有してきたものなので、思い入れがいっぱい。
モノがなくなると、全てが消えるような気がする方もいます。
シニア世代になって急にモノを減らすのは、急激なダイエットと同じで、大きな負担がかかります。
家族構成の変化や住替えなどある50代60代が大チャンス!
子どもが独立して自宅から出た、
自宅をリフォームする、
住み替えをする、など
50代60代にライフスタイルが変わったときが、モノを減らす大チャンス。
まだまだ体力も気力もあります。
持っているモノを見直すポイントは
「これから先の生活で使うかどうか」
●今まで必要と思っていたモノは、この先本当に使うのか?
●持っているだけで今までに使わなかったものはないか?
●いま使っているが、この先使うか?
収納の見直しポイントは
「出し入れしやすいかどうか」
●取り出しにくくないか
●高齢期になると取り出せなくならないか?
背伸びをする、踏み台を使う、かがむなどの動作がだんだんできなくなるので、
収納場所が高い、低い、奧の方などはだんだん使えなくなります。
持ち家を処分する場合
目安は築後20年以内。
新築して10年経つと、諸設備のメンテナンスや入れ替えが必要になります。
故障しても交換部品がないこともあります。
また築後20年までは、住宅ローン控除が使える場合があるので、若い夫婦などが購入しやすくなります。
自宅を建てたとき、持った時から処分するときのことを考える人はなかなかいないと思います。
ただ、不動産=財産 と考えられた時代は終わりつつあります。
不動産が買い手がない、あるいは安値になってしまう「負」動産になる前に、一度考えてみてはいかがでしょうか?
うぃーらの専門家会員、不動産鑑定士・宅地建物取引士である藤田絵理子がご相談にのります。
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