混とんとした問題を整理し、一つ一つ解決へ導く専門家連携事業
元気だった親がある日を境に急に介護が必要になり、さらにどんどんお世話が大変になり先の見えない日が続くことがあります。
こういう時に限って他にも様々な問題が噴出し、どこから手を付けていいかわからない、すべてが不安になってしまいます。
今回は、そのようなお客様のお話をお聞きしながら問題点を明らかにし、優先順位をつけて、専門家といっしょに一つ一つ解決していく事例です。
もくじ
- ヒアリング
- 問題点の明確化と優先順位づけ
- 親に代わっての決断
- 実家の片づけ作業(1)
- 親の介護施設探しサポート
- 自宅の片づけ作業
- 実家の片づけ作業(2)
- 実家の売却
1.ヒアリングでお客様のお話を聴く
最初は、うぃーらの片づけ作業にご依頼をいただいたお客様。
- 桑島まゆみ整理収納アドバイザーがお話を伺うと、 高齢者施設へ入居しているお母さまの自宅マンションを片付けて、できれば売りたいとのこと。
- うぃーらの藤田絵理子不動産鑑定士・宅地建物取引士
- 大宮麻由美司法書士も一緒に下見に伺いさらに具体的に今までの経緯とご希望をお聴きしました。
2.問題点の明確化と優先順位づけ
ヒアリングの結果、お客様のご希望通りに進めるには、いろいろな問題点があることがわかりました。
お客様のご希望
- 実家を売却したい
- お母さまが入居中の施設を移りたい
問題点
①実家売却のために必要な事(藤田絵理子不動産鑑定士と大宮司法書士のアドバイス)
- 亡くなったお父様の名義のままになっている不動産をお母さまに変更登記(あれば遺産分割協議書)
- お母さまの売却する意思の確認:もし認知症が進んでいる場合は、別途成年後見人などを立てるケースもあり
- 売却前の片づけ作業
②お母さまの施設を移りたい
- お母さまがどんな施設なら今より満足できるかよくわからない
優先順位付け
まずは実家の片づけ作業と並行して、②のお母さまの施設探しからとりくむ
新たな施設でお母さまが落ち着いたら、①のお母さまの売却の意思確認をしてみる
3.親に代わっての決断
お父様がお元気な間はお父様が、亡くなったあとはお母さまがすべて決めていたことを、今回のお客様であるお嬢様がすべて決定しなければいけません。
本当にこれでいいのか迷った場合に頼りになるのが、正しい情報と選択肢を与えてくれるうぃーらの専門家たち。
お客様が「こうやりたい」とおっしゃっていただければ、全力でサポートします。
4.実家の片づけ作業(1)
お母さまの荷物を整理したいということで、片づけ作業ドリームチームが入り、仕分けをしました。
もう使わないモノは、リサイクル業者に入ってもらい買取りをしてもらいました。
ゴミはゴミ袋にまとめ、お客様ご自身で少しずつゴミステーションに出して処分。
迷うモノはまだしばらく置いておくことにします。
最終的に売却が決まった時点で、すべてのものをマンションから出すことになります。
5.親の施設探しサポート
お母さまが入居中の有料老人ホームを気に入っていないようなので、施設探しを桑島まゆみ整理収納アドバイザーがサポート。
札幌市の居住支援相談室「みな住まいる」へ行き、お母さまに合いそうな施設をいくつか紹介してもらい、施設見学をさせてもらいました。
気に入ったところがあったので、入居することになりました。
6.自宅の片づけ作業
ご実家にあった大事なもの、お母さまのもので処分の判断がつかないものを置いておくために、お客様のご自宅の整理収納作業をうぃーらでサポート。
7.実家の片づけ作業(2)
最終的にはいつでも売却できるように、実家に残ったものを「取り置く」と「処分」の仕分けのサポートをうぃーらでお手伝い。
お客様で判断がつかないものは、すべて「取り置く」にします。
お客様宅で保管するスペースがない場合は、近所のトランクルームを借りて一時保管したり、膨大な量の書類などはスキャンしてデジタル保管するなどアドバイス。
8.実家の売却
藤田不動産鑑定士と大宮司法書士のアドバイスを受けながら、売却のための手続きをしました。
売却後に発生する税金などについては、うぃーらの清野直美税理士が相談を受けます。
おひとりおひとりのお客様が抱える問題はみな違っていて複雑。
専門家がサポートしながら1つずつ一緒に解決してきます。
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